SPECIAL 01

社員座談会

キーテックでは、木材加工をはじめとするさまざまな製造ラインが日々稼働しています。それぞれの作業に関わる社員たちは、どんな意識を持って業務に取り組んでいるのでしょうか。今回は、3名の社員を取材。入社当時を振り返りながら、それぞれが思い描いているキーテックでの未来について語り合ってもらいました。

  • 第一加工工場

    岡本 謙次郎OKAMOTO KENJIRO

    応用生物科学部
    醸造科学科 卒

    2020年中途入社

  • 第一加工工場

    森永 謹穂MORINAGA NORIHO

    農学研究科
    林学専攻 卒

    2013年入社

  • 品質管理課

    北村 耕暉KITAMURA KOKI

    総合科学技術研究科
    農学専攻 卒

    2019年入社

  • 01

    キーテックの技術力を守るのは
    「人」である。

    • Q.キーテックに
      入社を決めたきっかけは?

      • 森永

        もともと大学では林業の研究をしていました。日本国内の木材需要を増やすにはどうすべきかが研究テーマ。そのため、私の所属していた研究室からは、高い木材加工の技術力を持ってキーテックに入社する先輩が多く、私も大学院へ進んだのちに先輩から声をかけていただきキーテックへの入社を決めました。

      • 岡本

        じつは、私たち3人は同じ大学の同じ研究室の出身。北村くんとは学年は離れていますが、私と森永は同期です。でも私は大学卒業後、林業とはまったく別分野の企業の総務部で働いていました。そこでは人事や社員の給与・福利厚生を管理するような仕事をしていましたが、もう少し専門性の高い仕事がしたいと考えており、ちょうど森永に声をかけてもらって。知り合いの紹介だったので、安心して入社できました。

      • 森永

        前職とは仕事内容が大きく違ったけど、どうだった?

      • 岡本

        ずっとPCで作業するような仕事だったので、工場でバリバリ働くことになって自分でもびっくりしています。でも、この仕事は1ミリのミスも許されない仕事。前職も同じように、1円のミスも許されない仕事だったので、正確性を極めるという点では活かせるものがあるのではないかと考えていました。

      • 北村

        私は大学卒業後、さらに深く学びたいと思い別の大学院へ進学し、木材構造や、改良木材、木材接着など「木材」に関する知見を深めていきました。キーテックへの入社の決め手は「人」です。もちろん、木材加工を専門に事業を展開しているのも理由の一つですが、最終選考での雰囲気の良さや、社長をはじめとする本社メンバーの人柄の温かさにも強く惹かれました。

      • 森永

        ちなみに、私が面接を受けたときには当時の社長とも話す機会がありました。社長はとてもいきいきしていて勢いのある方で、キーテックのスケールの大きさを人から感じ取った記憶があります。「こりゃ大変そうだ!」と思ったくらい(笑)。実際、こんなにも大規模な工場で、大型の加工作業をバリバリ進めている。入社してからもそのインパクトは絶大で、驚きの連続でしたよ。

    • Q.入社後、どのようにして
      仕事を身につけていったのですか?

      • 北村

        私は入社後、2ヶ月間ほどの研修を受け、キーテックでの仕事を学んでいきました。木材の加工に携わる部署を2週間ずつでローテーションしながら、実際に自分たちも作業に参加して、自社製品がどうやって作られているのかを学んでいきました。

      • 森永

        ライン製造ですし、機械による作業も多いため、正直、作業一つひとつを見れば単純なものもあります。しかし、一つの工程でミスがあったり、作業に抜け漏れがあってはそれ以降の作業はすべてストップしてしまいます。なぜ、ライン製造に私たち人が介入しているのか、私たちの役割を理解するための研修なんですよ。

      • 北村

        「二次接着」の作業はとても印象的でした。LVLという薄い板を何枚も貼り合わせた木材を作るのですが、その貼り合わせ作業は人の手で行われるんです。何メートルにもなる板に、素早く接着剤を塗布して、全員で声を合わせて貼り付けます。速さ、正確性、慎重さの求められる作業。「これは機械じゃなくて、自分たちがやらなければならないのだ」と実感しました。

      • 森永

        もちろん、機械化によってもっと便利にすばやく作業を終わらせられる可能性もあります。でも、どこかで人の手が加わることで、自分たちの作っている製品への理解、キーテックの誇る技術への責任を感じることを促しているのだと考えています。

      • 岡本

        私は中途入社なのですぐに現場に入り、手を動かしながら仕事を覚えていきました。前職とはまったく異なる職場環境ではじめは戸惑いましたが、ともに作業する先輩や上司がいつも丁寧に指導してくださり、安心しました。

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  • 02

    目の前の作業だけでなく、
    その先を見る力を養っていく。

    • Q.これまでに成長を感じたのは、
      どんなときでしたか?

      • 岡本

        入社から9ヶ月目の頃に担当した青森県の物件での業務が印象に残っています。私の所属している第一加工工場の業務としては、担当の物件に必要な木材を手配し、用途に合わせて加工データを作成、そしてデータ通りに加工していきます。その全体の作業工程を管理し、出荷までを見送るのも大切な役割です。当時、担当した物件は屋根の形状が特殊な構造をしていたため、加工データの作成は難しかったですね。

      • 森永

        どう加工したらお客様の要望にあった建物を作ることができるのかを考えなければならないから、加工現場内でのやりとりだけでなく、お客様や建設現場とのコミュニケーションもとても重要だよね。

      • 岡本

        そうなんです。最大限お客様の要望は叶えたいけれど、ときには実現が難しいものもあって。そうと分かればいち早く報告して、代替案を考えなければなりませんから。

      • 森永

        前職の経験もあり、岡本さんはそういった「気づく力」には優れているよね。担当した物件が完成したときはうれしかった?

      • 岡本

        このときは青森だったので、直接完成した物件を見ることはできませんでしたが、写真などで完成品を目にしたときには感動しましたよ。「こうなるんだ!」って。北村さんは、品質管理課だけど1年目はどうでしたか?

      • 北村

        品質管理課はその名のとおり、キーテックが日々生産する製品の品質を守り、管理するのが仕事。入社した年の秋、木材に不良品が出てしまったと報告がありました。それの対処には、頭をフル回転させてのぞみましたね。まず、その不良は製品の一部なのか、全体に及んでいるのかを調査。同じ素材を使っている他製品、同じ日に加工した他製品などを調べつつ、不良品の拡大を食い止めながら、その原因なども探っていくんです。

      • 岡本

        なるほど。原因究明と、不良品の足止めを並行して行うのですね。

      • 北村

        はい。専門書を読みながら勉強して、その不良をどうしたら今後なくすことができるのかを考えたりもしました。この業務によって、品質管理課としての役割をしっかり認識できましたし、キーテックの製品や木材への知識も一気に深まり、この経験はこれからずっと仕事で活かすことができそうだと思っています。森永さんは、この3人のなかでは長く経験を積んでいますが、どうですか?

      • 森永

        岡本と同じ第一加工工場に所属していますが、岡本がいま頑張っている業務のさらに先にも、学びや得るものは大いにあるのだと感じています。

      • 岡本

        そうなんですか。

      • 森永

        きっかけは、キーテックの製品を使用して実際に建設されているのを現場で見たとき。現場でどう自分たちの加工した木材が使われているのかを知り、いかにスムーズに建設作業を進められるのかを考えるのも、加工する私たちの役割なのだと気付いたんです。それからは、出荷する際には図面を見ながら、近くで使用する素材であれば一緒に梱包したり、向きを揃えたりと、作るものは同じでも自分なりに工夫するようになりました。

      • 北村

        なるほど。その先を見る力はどの部署でも大切なのですね。

    • Q.これから、みなさんはどんな風に
      成長していきたいですか?

      • 岡本

        まずは、いまの部署の仕事を完璧に覚えること。そして、1人で物件を担当できるようになりたいと思っています。まだ、ベテランの社員と仕事をしている段階ですから、現場で指揮を取れるようになりたいですね。

      • 北村

        私も、いまの部署でさらに専門性を高められるように頑張っていきたいですね。品質管理のための作業の段取りなどはある程度身に付いてきたので、さらに経験を重ねて、イレギュラーな事態にも対応できる力を伸ばしたいです。

      • 森永

        北村さんは、専門書を読むなど自分のスキルアップのためにまっすぐ頑張っていて偉いと思う。遠回りに感じるかもしれないけど、結局は経験と知識を地道に重ねることが一番の近道。その調子で頑張ってほしいな。

      • 北村

        ありがとうございます。森永さんはいかがですか?

      • 森永

        いま所属している加工工場は、どちらかというと「お客様」より「現場」に近い工程。だから、次はお客様に近い分野で仕事をしたいと思っています。具体的に言えば、営業などでお客様の希望に耳を傾けたり、これからどんな製品が必要とされているのかにアンテナを張ったりするような業務がいいですね。そしてそのうえで、ゆくゆくは製造の現場に戻り、加工現場のレベルアップに貢献したいです。

      • 岡本

        かっこいい。専門性を高めるのはもちろん、社員がより広い視野を持つことで、キーテックそのものがアップデートされていくわけですね。

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  • 03

    社員全員が仕事への誇りと
    プロ意識を忘れない職場。

    • Q.あらためて、キーテックの魅力は
      なんだと思いますか?

      • 北村

        若手のうちから、裁量を持って業務に取り組ませてくれる点です。先ほどお話した不良品の対処についても、もちろんフォローしていただきながらではありますが、まずは自分で考えて、自分なりに行動することができました。任せてもらえることが多いから成長する機会もとても多いんですよ。

      • 森永

        たしかにそれは大きな魅力ですね。それに加えて、本人のやる気次第でいくらでも成長できるのがキーテックのいいところだと思っています。第一加工工場の現場でも、任せてもらえる仕事の幅はとても広い。モチベーションさえあれば、どんどん自分にできることも増えていくので、やりがいを大きく感じられる職場だと思います。

      • 岡本

        それから、社員に考えさせる機会を多く持っているのもキーテックのいいところだなと思います。たとえば、お客様からの要望が実現性の低いものだったときには、だれもが「どうしたらできるのか」を真剣に考える。アイデアが飛び交って「それでいこう!」と決まったときにはワクワクしますし、誰もがプロ意識を持っているのだということに誇りを感じますよ。

      • 北村

        キーテックに入社して、一つの課題に対して「なぜ?」「どうやって?」を5回ずつ自分に問いかけることを意識するようになりました。社員みんながそれをやっていたら、アイデアや解決策は無限に出てきます。そんな社員の主体性も、キーテックの強みですよね。

    • Q.最後に、
      これから入社してくる学生たちへ
      メッセージをお願いします。

      • 森永

        先ほどもお話したとおり、やる気さえあればどんなことにも挑戦できるのがキーテックの強みです。そして、頑張っただけしっかり評価されるのもいいところ。一緒にキーテックを盛り上げていってくれる若者を待っています!

      • 北村

        キーテックはとにかく働く人が温かいのが一番の魅力。もちろん、挑戦できる環境も整っており、成長の機会も多い会社です。キーテックで切磋琢磨できる仲間をお待ちしています!

      • 岡本

        社会人生活では、思い通りにならないこともあるかもしれません。でも、そこで踏ん張れば、その中にきっと大きなやりがいはあると思います。就職活動に不安も大きいかと思いますが、勇気を持って一歩踏み出してみてください!

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